こんにちは、むらりん(@murarin_30)です。
久々すぎるブログ更新ですが、やっと再開しようと思っています。
ちょっと余裕が出てきたんでね。
2年前に、自己紹介を兼ねてこんな記事を書きました。
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その記事では、「副業としてWeb制作を頑張っていて、月5万円くらい稼げているかな?」という内容が書いてあります。
あれから2年(現在2024年)、全然才能のない私ですが、しぶとく続けた甲斐あって、細々と本業フリーランスになることができました。
そして今、一人旅をしながら沖縄のホテルのラウンジでMacBookをカタカタしています。
「ノマドワーカーになりたい!」と、安易に始めたWeb制作ですが、ここまでくるのには紆余曲折ありました。
お世話になった方々への近況報告も兼ねて、最近の私のWeb制作について書きたいと思います。
思い切って医療事務を辞めた
私は元々、医療事務をやりながらWeb制作を副業としてやっていました。
時には徹夜を連日して、フラフラになりながら「自分何やってんだ…」と自問自答したり、お客さんに褒められて「私にはやっぱりWebの仕事しかねぇ!」と歓喜したり…。
数年の間でも、自分なりに「山あり谷あり」があった訳です。
でも、「十分Web制作で生きていける!」という確証は持てないまま、「いつかの保険」としてなんとなく続けていました。
私がWeb制作を始めた主な理由
私はWeb制作を始めた主な理由は、「一人で仕事をしたかったから」というのが一番大きいです。
というのも、私はどこへいっても数年で仕事を辞めてしまいます。
学時代にはこんな社会人になるなんて、想像できていませんでした。
私は幼い頃からずっと大人しいキャラで、どちらかと言うと優等生“風”だったので、大人になったらOLっぽい仕事を長く続けながら、20代で結婚して…という「普通っぽい人生」を想像していました。
そしてそれに憧れてもいました。
なので、社会人になってから、上司と衝突してしまう自分も、同じことを長く続けられない自分も、自分で想像ができていなくて、理想と現実のギャップに随分とやられたものです。
学生時代って、なんだかんだ数年で環境が変わるし、自主的に何かをやる機会が意外となくて、自身の個性に困ることがあまりなかったんですね。
まぁ、10年以上社会人生活を経験し、何回やっても同じ結果になることを目の当たりにして、だんだんと自分の個性を受け止められるようになりました…。
冒頭で、「ノマドになりたくてWeb制作を始めた」と言いましたが、それももちろんありますが、どちらかと言うと消去法で「これしかないかも」と選んだ感じです。
異動の打診で今後の働き方を考え始めた
「いつかまた、仕事で折り合いがつけられないような出来事があったら本格的にフリーランスを検討しよう」と、なんとなく思っていましたが、その「いつか」は意外と早く来てしまいました。
医療事務の仕事で、理不尽すぎる異動の打診があり、どうしても了承できませんでした。
遠いし、業務内容も大変だし、給料も安いし、「嫌だ」と意思表示をしたところ、上司から「言うことを聞かないなら辞めろ」という内容の発言(口調は丁寧風でしたけど)があったので、本格的に辞めることを視野に入れて今後の働き方について考え始めました。
怖さを受け止めて覚悟を決めてみた
組織で働くのを卒業するためにWeb制作を始めたと言いながら、いざ決めようと思うと本当に本当に怖いものです。
レールから外れてしまうような、もう簡単には戻れないような…。
あと、私は家庭環境が少々複雑で、帰れる実家がないので、マジで無一文になった時は生活保護かな?という恐怖も大きかったです。
今はパートナーと住んでいるので、精神的に随分と助かっていますが、「金銭的な自立」というのは私の人生の永遠のテーマでもある訳で、そんなに簡単にフリーの世界に飛び込む決断はできません。
組織で働いていれば、金銭的に不安定になることはほぼ無い訳ですから、そんな安定を捨てるだけの才能やタフさが自分にあるのか?と、とても悩みました。
でも、どうしても自分を曲げてまで働く意味が見出せなくて、悩みに悩んで医療事務の仕事を辞めると決めました。
当時は考えすぎで嘔吐したくらい悩みました(笑)
覚悟を決めた途端に追い風が吹き始める
辞める方向で考えをまとめたつもりでも、上司に何度も引き止められて話し合いを繰り返しましたし、私も貯金を1円でも多くしたくて、異動の打診から実際に辞めるまで半年くらいかかりました。
「キリがよく年度末まで」とキッパリ話がついてから、私自身も本格的に覚悟が決まり、「ダメならどんな仕事でもするし、何度でも挑戦すればいいや!」と少し気軽に考えられるようになりました。
Webの仕事の良いところは、在庫や維持費がほぼかからないところですよね?
だから、そのメリットを何回も脳内で繰り返して、無理やりポジティブシンキングを作っていきました。
実際に本業を辞める頃にはサッパリした気持ちになっていて、辞めてからはなぜか仕事が舞い込んでくるようになっていきました。
Web関連とは全く別のところで知り合った人から、「実は私、昔Web制作会社で働いていて…。今後私に知り合いから依頼が来たらアナタにお願いしたい。」と言ってもらえたり。
友人から「ねぇ、コレできる?」って連絡が来たり…。
数万円で疲弊しながら作っていたホームページも、やっと数十万で受けられるようになってきて、月額管理費もいただけるようになってきました。
まだまだ金銭的にはギリギリですけど、収入は不安定でも心はなぜか安定しているので、「まぁいいか。」という感じです(笑)
「覚悟を決めた」時から良い方向に向かっていったので、これは神様からの応援なのか、不要なものを捨てたから新しいものが入ってきたのか。
しかし、今後苦しい状況がまた来ると思います。
自由は手に入れましたが、責任は全部自分で負わないといけません。
それも含めて覚悟を決めたつもりですので、どんな状況もできるだけ楽しんでいこうと思います。
人生とは特別なことではないし、命をかけて働く必要もない
お金は相変わらずないし、才能も相変わらずないし、「フリーランスになるんだ!」とキラキラしたように見えた仕事スタイルを叶えた今も、別に生活はキラキラしません。
むしろ、会社員の頃よりも地味な日常が続いています。
部屋でインスタントコーヒーを飲みながら、誰とも喋らずにパソコンと向き合い、いつの間にか触ってしまったスマホの誘惑に「今日も勝てなかった」と自己嫌悪に陥り…。
毎日毎日、そんな地味of地味な日常が続いていきます。
「何者かになれる気がして」始めたWeb制作ですが、別に何者にもなれていません。
多分一生、陰キャのマイペースぼっち女です。
しかし、生き方には少し納得し出しました。
そして、なんとなく「今の生活、自分っぽいやん?」と思えるようにもなってきました。
つまらない日常でも、私は組織で働くよりも、このような心が平和な日常の方が100倍マシなので、頑張ってこの生活を続けたいと思っています。
そのためにも、目の前のことをコツコツ続けるだけだと思っています。
「飯代をかき集めながら、なるべく人に迷惑をかけずに、自分を嫌いにならないように生きる」
この生き方が私の今の全てな気がします。
いつかは来ない。「今決めてみる」というノリ
「いつか仕事を辞めたら、自由気ままに一人旅でもしたいなぁ。海を見ながらパソコンなんてカタカタしてさぁ。ノマドワーカーにでもなりたいよ。今はそういう時代だし。」
そんなことをよく3年前くらいからよく言っていました。
で、「いつか仕事を辞めたら」の「いつか」が思ったより早く来てしまいました(汗)
「さぁ、やっとこれでノマドワーカー!!」といったところですが、旅のきっかけって、意外と無いものです。
というか、いざとなると「行こう」と思えません。
だって、仕事は辞めて時間はありますが、お金はないですし。
フリーになって社会保障がなくなったので、老後資金を1円でも貯めておいた方が良いと考えると、娯楽の要素なんて削りに削ってインスタントコーヒーを飲みながら一人部屋でパソコンに向かっているのが正解な気がしてなりません。
でも、医療事務を辞めた時に、「自分で決断しないと何も動かない」と身に沁みたし、逆に「決断すると何か動き始める」とも分かりました。
そして、決めるまでは怖いし面倒だけど、決めてしまえばそれに向かって淡々と準備するだけということも知りました。
今思えば、そんなことも知らなかったんですよね、私(笑)
ただ辛い毎日に耐えるのに必死で、何も考えていなかったのかも知れません。
深く考えず沖縄に来てみたよ
冒頭に書きましたが、今私は沖縄のホテルのラウンジでこの記事を書いています。
注)ちなみに私は泊まっているのは格安ホテル(笑)コンセントのあるカフェみたいなところを探していて見つけたのでここに来ました( ᐛ )
沖縄一人旅の期間は2週間。
2週間という期間の理由は、お金がギリ行けそうで、今対応しているお客さんに迷惑をかけなそうな日程を取ったらこのくらいになったからです。
泊まっているホテルは南から少しずつ北へ移動しながら5箇所。
それもなんとなくフィーリングで決めました。
それぞれの日程の行き先もフィーリングです。
友人に話すと「なんで?」と聞かれることがあります。
「なんで沖縄?」、「なんで今?」、「なんで一人?」—
聞かれるけど、みんなそんなに理由って明確に考えてるんですかね?
「海好きだから」、「飛行機乗りたかったから」そんな感じでなんとなく決めました。
行った事実ができれば、理由は後から付けられますしね。
※沖縄旅行記は別で書こうと思っていますので、旅好きor私のことが好きな人は見てね(笑)
関わる人は少なくなったがやっと居場所を見つけた気がする
沖縄に一人旅行ってくる!と報告すると、応援してくれるのは、ネットで知り合ったフリーランス仲間だったりします。
リアル友だちには、「一人でご飯とか恥ずかしくないの?」、「お金もったいなくない?」とそれぞれ違う人に言われてしましました。
だから、リアルでは言うのを辞めました。
もしかしたら、都会の人は「そんなこと言う人いる?」って思うかも知れませんが、田舎って「女の一人旅」というだけでびっくりしてくれたりするんですよ(笑)
ネットで知り合ったお友だちはみんな「いいじゃん!良い経験になるね!帰ったら話聞かせて。」って言ってくれます。
そしてそれは社交辞令じゃなく、本当に聞いてくれます(^^)
先日、そのフリーランス仲間の一人にその話をしたら、「Web制作をやろうって決めた人はさ、自分で何か開拓してやろうっていうチャレンジ精神とか好奇心がある人が多い気がするから、チャレンジに対して肯定的に見てくれる人が多いと思う」と言ってくれ、とても納得しました。
身近には気の合う人があんまりいないんですが、世界は広いんですね。
今は結果的に「一人ぼっち」で仕事することになりましたが、不思議と今の生活の方は「居場所っぽいモノ」を感じられます。
それは恐らく、言いたいことを発信できる場所があり、やりたいことをやった結果、どこかで誰かが共感してくれるネット環境があるからだと思います。
Web制作を始める前は、「ネット=怖いもの」という感じで、SNSとか一切やらなかったので、勇気を出して良かったと思います。
SNSで言えば、Twitter(今はXか。)をやってみたのが良かったかな。
やぁ、令和に生まれて良かった良かった!
パソコン1台が自分の仕事場になるなんて、私みたいな人には良い時代だよなぁ。
まとめ:小さな一歩は大きな一歩は本当かも
フリーランスになって、ノマドワーカーになって、飛行機に乗って海のあるところで一人旅!
3年前に見た夢を叶えた訳ですが、実際に沖縄に来ている今も、ぶっちゃけ何も普段の日常と変わりません(爆)
インスタントコーヒーが美味しいコーヒーになって、少し移動すれば綺麗な海が見れるくらい。
でも、3年前に、パソコンのメモ帳に打った「p {color: red}」から全てが始まったと思えば、小さな決断の連続が人生を作っていくような気もします。
あれを本を見ながら人差し指で打たなかったら、今沖縄にはいないでしょうからね。
若い頃に思い描いていた理想の人生とは全く違うものになっていますが、今後もフィーリングに頼りながら流れに身を任せながら生きていきたいと思います。
というか、そういう生き方しかできないのかも知れません。
そう言えば私は、「お金がないので独学をしました!」と言ってきましたが、今は不思議とお礼を言いたい人がたくさんいます。
独学と言いながら全くの独りではなかったのかも知れません。
YouTubeで知らなかった世界を見せてくれた人、初案件で積んでた時にヒントをくれた人、一緒に工夫しながら案件やった人、一緒に徹夜した人、オンラインで話を聞いてくれる人etc.
リアルな繋がりとはまた違う、程よい距離感でお世話になっている人がたくさんいます。
ネットはバーチャルのようですが、結局は人との繋がりなんですね。
そう考えると、今までお世話になった人とはこれからも関わっていきたいと思いますし、ネット経由のお客様も大切にしていきたいと思います。
いつものことながら終着点が分からなくなってきましたが…
「私はなんとか生きていますYO!!\( ˙꒳˙ )/」
これからも頑張ります!
億り人になったらまた近況報告記事書きます!!!
(完)